
アイルランド留学・ワーホリで保険費用を安く抑えたいけど、どうしたら良い? クレジットカードと併用できる?
アイルランドでワーホリをする際は、ビザの発行に海外保険が必須のため気になりますよね…!

結論から言うと、保険費用を安く抑えたい場合は年会費無料の「エポスカード」海外保険利用付帯の併用がおすすめ。なぜならエポスカードを持っているだけで海外保険を90日間も節約できるからです。
また、日本以外の保険会社を利用することでさらに保険費用を抑えることができます。
日本の保険会社は原則出国日から保険に入る必要があるため、エポスカードと海外保険を併用するなら日本以外の保険会社の方が相性の良い場合も。(エポスカードが出国日から保険適用のため)
本記事では、実際にエポスカードと海外保険を併用してアイルランドワーホリビザを申請した筆者が、その方法やおすすめの安い海外保険会社について紹介します!
この記事を読めば、海外保険の費用を抑えることができるだけでなく、使い方についても理解できますよ。

保険内容よりも、安さを重要視したい方におすすめの内容です◎
アイルランドワーホリでエポスカード(クレジットカード)海外保険が利用できる
在日アイルランド大使館のWEBサイトの「よくある質問」には、クレジット付帯の海外保険について以下のような記載があります。
Q. クレジットカードについている医療保険数か月分と別途加入した海外医療保険を合わせて滞在期間分をカバーして、提出しても問題ないでしょうか。
A. 海外滞在期間中にクレジットカード医療保険が切れる日と別の医療保険の有効開始日の間に医療保険にカバーされていない日がないものをご用意頂ければ受付可能です。
引用元:在日アイルランド大使館HP「よくある質問」より|2025年4月時点
でも「クレカ保険との併用は不可のはず」という意見がちらほらあったため、アイルランドワーキング・ホリデープログラム申請センターに直接メールで問い合わせて以下のような回答をもらいました。
海外医療保険に関してですが、クレジットカードを持っているだけで自動的に付帯される(自動付帯&利用付帯)の保険と海外医療保険の併用は可能と思われます。書類ご準備の際に以下の点に留意下さいますようお願い致します。
・クレジットカード(自動or利用付帯)の保険書類に、海外滞在期間分の事故やケガ等をカバーされていることを明記されていることを確認頂き、英文(原本)とコピーをご提出下さい。
・クレジットカードの保険と海外医療保険の間に、適用外の期間(保険でカバーされていない期間)が無いようにご準備下さい。
※2022年申請時

可能と思われます…という曖昧表現でしたが、可能でした笑。
私は実際に、当時は自動付帯であったエポスカードの海外保険を通常の海外保険と併用して、アイルランドワーホリのビザ申請ができました。
そういえばアイルランドワーホリビザの保険は、自動付帯のクレカ3ヶ月+残り普通の海外保険9ヶ月で通りました🙆♀️保険料節約したい方には良いかもです〜! https://t.co/tK7KytSPOm
— カナミ🇮🇪アイルランドワーホリ (@kanammmiii) April 30, 2022
そこで、「エポスカード」をアイルランドワーホリの証明として他海外保険と併用する方法と、エポスカードがおすすめな理由や海外保険適用ルールなどを次の章で紹介していきます。
エポスカード海外保険の内容|アイルランドワーホリビザ申請可能

「エポスカード」は海外保険利用に最強と言われており、その理由は以下の通りです。
- 年会費無料
- 90日間海外保険が使える
- 荷物保険が含まれている
- 海外で利用してもロックされづらい
- 旅行代金(ツアー料金・交通費等)を支払うだけで海外保険が無料で適用される
上記のすべての条件がそろっているクレジットカード会社は多くはないので、これがエポスカードが最強と呼ばれているわけです。
「海外で利用してもロックされづらい」というのは、本人がクレカを利用しているにも関わらず海外からだと利用の際にブロックされてしまうケースがあるからです。
例えばアイルランドで楽天カードで航空券を購入しようとしたところ、海外からの利用であるため利用不可に。ですが、エポスカードだと購入できて安心したという経験があります。
そんな最強であるエポスカードをワーホリで利用する際に知っておきたことを、以下の順で紹介します。
それぞれチェックしていきましょう。
エポスカードの保険内容
エポスカードの利用付帯の海外保険は、無料で保持できるクレジットカードにしては以下のように内容は手厚い方です。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
障害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 3,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
※携行品損害は、1個・1組・1対あたり10万円限度、乗車券等は合計5万円程度
オプションの追加料金で携行品保険(荷物保険)をつける保険会社もあるので、無料なのについているのはありがたいです。

私はアイルランド観光2日目にデビットカードとカメラを紛失したので、携行品保険はあると良いなと思いました!
ここで、日本の海外保険の中では安価でワーホリ利用者の多い「たびほ」の「保険料節約プラン」のヨーロッパの保険内容を見てみましょう。
保険料節約プラン | 保険金額 |
---|---|
治療・救援費用 | 3,000万円 |
個人賠償責任 | 1億円 |
生活用動産(携行品損害) | 50万円 |
航空機寄託 手荷物遅延(実損払型) | 10万円 |
航空機遅延(実損払型) | 2万円 |
テロ等対応保険金(日額) | 1万円 |
弁護士費用等 | 100万円 |
傷害死亡 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 1,000万円 |
疾病死亡 | 1,000万円 |
当然ですが、普通の海外保険(1年で15〜25万円)の方が保険内容が手厚いです。
料金面はたびほの90日間だと約3万8,090円。つまり、エポスカードを利用することで約3万8,090円も節約できる計算になります!
そのためエポスカードの利用付帯の海外保険は、「とにかく保険費用を抑えたい!」という人のみ利用するのが向いています。

節約したかったのと、エポスカードは利用付帯で保険期間が被るのがもったいなくて私は併用しました。
ちなみに1年間だとトータル16万6,370円!

エポスカードの利用付帯のルール
エポスカードの利用付帯のルールは、以下の通りです。
- 旅行代金をエポスカードで支払う
- 住居を出発してから住居に帰宅するまで海外保険が適用(日本出国以前に旅行代金を支払った場合)
- 毎年4月1日に保険の限度額がリセットされる(一度限度額まで保険を利用したら4/1まで利用できない)
旅行代金は「宿泊を伴う募集型企画旅行の代金(個人ではない)」または「公共交通乗用具の料金」で、代表的な例は以下の通りです。
支払い | 具体例 |
---|---|
パッケージツアー | ・旅行会社で予約した海外旅行ツアー料金(募集型企画旅行) |
航空券 | ・渡航先への航空券 ・海外旅行先までの乗継便航空券 |
電車 | ・空港に向かう鉄道代金(定期券利用も含む)や有料特急列車料金(例:新幹線、成田エクスプレス等) ・海外で乗車した電車乗車料金 |
バス | ・空港に向かうリムジンバスや路線バスの乗車料金(定期券利用も含む) ・海外で乗車したバスの乗車料金 |
タクシー | ・空港に向かうタクシー乗車料金 ・海外で乗車したタクシー乗車料金 |
また、保険が適用される利用条件と補償期間は次の通り。
利用条件 | 保険期間 |
---|---|
①日本出国以前にエポスカードで「旅行料金」を支払った場合 | 旅行開始期間から90日間(かつ旅行期間中)が補償対象期間 |
②日本出国後にエポスカードで「旅行料金(公共交通乗用具のみ対象)」をはじめて支払った場合 | エポスカードで支払った時から90日間(かつ旅行期間中)が補償対象期間 |
アイルランドのワーキングホリデーのビザ申請に利用する場合は①が当てはまるため、事前に上記表にあてはまる旅行料金の支払いをしましょう。
ただ、エポスカードの海外保険利用の条件としては「海外旅行」を想定としてるため、長期だとどれくらいの期間適用されるかは都度要確認です。経験上はワーホリでしたが問題なく利用できました。
1番気をつけるべきことは、アイルランドワーホリのビザ申請の際に保険に入っていない期間を作らないようにすること。ちなみに出国日は保険は適用されるものの1日目として換算されません。
例:7月5日出国なら7月6日から90日間カウントされて、10月3日の日本時間まで保険が適用される

日本時間で適用なので、念のため私はエポスカードの保険最終日と他の海外保険の初日を被せました。
エポスカードは利用付帯で且つ住居を出たときから付帯になるので、特に適用ルールを難しく考える必要はありません◎
エポスカードを利用することで、90日間も保険料が節約できるのは大きいです。それにクレジットカードの携帯は海外生活では必須アイテム!
エポスカードを持っていて損することが何一つないので、以下の公式サイトから発行してみましょう。年会費は無料ですよ。
エポスカードの海外保険の利用方法
私はアイルランドのダブリン観光中にデビットカードとカメラを盗難されたので、「エポスカード海外旅行保険事故受付センター」に電話しました。

海外からの通話なのに通話料は無料なので助かった;;
ただ問い合わせが多いのかなかなか繋がりません。。15分かけっぱなしにして、やっと繋がりました!
電話で聞かれたことは以下の通り。
- 盗まれたものは何か、ブランドは何か、特徴や商品名や料金(領収書があればその写真やコピー)
- どこでいつ盗まれたのか
- 盗まれた状況はどうだったか
- 電話番号など基本情報
確認のために折り返しの電話をもらえるのですが、私はアイルランドワーホリを始めて慌ただしい状況だったので、家族に代理でお願いしました。
保険を適用させるために書類を送ってもらうのですが、それも私は日本の住所にして家族に代理でお願いしました。全て自分で行う場合は、手書きでなくweb上でも可能か確認してみましょう。

事後連絡は30日以内必須ですが、書類の返送は急ぎではなかったと思います。
全て対応し終えて1ヶ月後ほどで、盗まれたカメラのみ全額返金されました! 6万円ほどしたので本当に助かった…。
アイルランドでも盗難はよくあることでワーホリ中は何があるかわからないので、荷物保険が利用付帯のエポスカードは最強だと思います!
ぜひエポスカードも利用して、海外保険費用を抑えつつワーホリに行きましょう*
エポスカードの海外保険利用の注意点
エポスカードは無料で90日間の海外保険が利用できる最強のクレジットカードということはわかりましたが、以下の点に気をつけましょう。
順番に解説します。
付保証明書の発行日
付保証明書の発行(無料で英文のみ)は出発の2週間前までに申請する必要があり、3ヶ月前から発行可能(2025年4月現在)で郵送での対応になります。
郵送にかかる期間は1週間〜10日程度(大型連休をはさむともう少し受取までに時間がかかる可能性あり)なので、早めに対応してアイルランドワーホリの申請に間に合わせるようにしましょう。
発行方法は電話(エポスカード海外旅行事故受付センター/0120-11-0101/24時間受付)またはスマホから申請が可能。時間に余裕をもって対応しましょう。

帰国予定日を聞かれるけど未定といえば最大90日間の適用になるはずです。
日本に帰国しない限り保険期間はリセットされない
他の国に海外旅行をしたりアイルランドからそのまま他国へワーホリをするとしても、日本を出国してからの90日間のみが保険適用限度のため90日以降は「海外A→海外B」という移動をしても保険は適用になりません。
90日という期間が過ぎてからエポスカードの保険を適用したい場合は、一回日本に帰国する必要があるということです。
逆に90日以内であれば「海外A→海外B」という移動をしても海外保険は適用になります。
荷物保険限度額20万円を使い切ったら年度中は利用できない
保険期間自体は90日間ありますが、20万円の限度額を使い切ったら年度中は荷物保険はこれ以上利用することができません。
例えば60日間中に20万円分の荷物保険を利用、残りの30日以内に盗難等で10万円分を補償してもらいたいとしても、翌年の3月31日までは利用することができないのです。

毎年4月1日にリセットされるそう。
気をつけることといったらこれくらいなので、エポスカードを利用してワーホリの海外保険に適用して損をしないようにしましょう。
※今まで紹介してきたことは念の為ご自身で最新情報のご確認をお願いします。
安い海外保険2選(アイルランドワーホリ可)


エポスカードと併用してアイルランドワーホリに行くことにしたけど…カードの保険期間以降はどの保険会社を使えばいいの?
私が海外保険で重視しているのは、「最低限の保険内容で費用が安い」です。
また、紹介する保険会社は海外にいても申請できるので(日本出国時点の日付でなくても良い)、クレジットカードの併用にぴったりな上に海外でビザを更新するときにも便利。
ということで実際に私が使っている保険会社と友達が利用している保険会社を、以下の順でさくっと紹介していきます。
それぞれ見ていきましょう。
ステップイン旅行保険
これは私がアイルランドワーホリで実際に利用している、ドイツの海外保険会社です。
エコノミープラスプラン/~39歳までなら月59ユーロ(12ヶ月で708ユーロ)
利用の決め手は以下の3つ。
- 日本の海外保険と比べて8〜10万円ほど安い
- 日本語対応サポートあり(現地病院でも通話等で通訳サポート)
- EU圏内なら保険適用内
- 留学エージェントに勧められたから
補償内容重視でない私は、上記の点で選びました。
料金は1年間708ユーロで円安の今でも約11万4,000円とお安く、もしエポスカードと併用するなら約9ヶ月間で531ユーロと約8万5,000円。たったこれだけが海外保険の出費になるので超お得です。
また、英語初心者にうれしい日本語対応であったり、EU圏内の旅行も保険適用内なのがうれしいポイント。
メールでの質問に対しても丁寧に答えてくれるので、病院で保険の利用は経験がありませんが個人的にはおすすめです。
海外旅行傷害保険 グローブパートナー
グローブパートナーは海外生活の長い友達が利用しており、「安いし良いよ〜」とおすすめしてもらったドイツの保険会社。
~35歳までで日本→ヨーロッパへの渡航は12ヶ月で540ユーロ、9ヶ月405ユーロ
グローブパートナーは低価格なのに、緊急歯科治療が元々ついているのが高ポイント。日本語対応のアシスタンツサービスもあります。

ステップイン旅行保険は3番目に高い保険プランなら歯科治療はついていますが費用が高い…。
プランや年齢によりますが、ステップインよりも低価格で海外保険に加入することができるのでおすすめです。
まとめ:アイルランドワーホリならエポスカードと併用して海外保険の利用がおすすめ
エポスカードの海外保険利用付帯と、安い海外保険会社について紹介してきました。
エポスカードは年会費無料、そして旅行代金(ツアー料金・交通費等)を支払うだけで海外旅行傷害保険が適用(利用付帯)なので、発行必須のクレジットカードです。忘れずに発行しておきましょう。
また、長期の海外保険なら日本の保険よりも海外の保険会社が安いのでおすすめです。自分が必要とする保険内容を確認した上で、アイルランドのワーホリビザの申請をしましょう。
次の動画は実際にアイルランドのダブリンで起きた事件簿です。カメラとデビットカードを紛失した話もしているのでぜひご覧ください。
エポスカードの発行はばっちりでも、海外で使えるユーロ(外貨)が預金できるカードも必要になります。Wiseが超使えるので忘れずに発行しましょう。
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