アイルランドの交通機関を利用するには、SuicaのようなICカードはあるのかな? どうやって作るの?
アイルランド留学やワーホリで必需品となるのが、交通機関ICカードの「Leap card」。リープカードがあれば現金よりも安く、学生リープカードならさらに半額の運賃で公共交通機関をスムーズに利用できるので、作るのは必須です!
そこで本記事では、アイルランドのバスや電車などで必要となるLeap cardの種類やそれぞれの作り方を紹介します。
この記事を読めば、通常の大人用リープカードと学生リープカード(Student Leap card)の作り方、期限切れなど不要になったリープカードの返金方法など全てのことがわかりますよ。
リープカード(Leap card)は交通機関で使えるICカード
リープカードは、アイルランドの交通機関(TFIローカルリンクサービス)の利用に必要となる、日本でいうSuicaやPASMOのようなカードです。カード発行に€5のデポジットが発生します。
日本と違うところは、アイルランドではバス運賃を現金で支払っても、お釣りが戻ってこないという点。レシートをもらえるので、後で精算所に行って払い戻しをうける必要がありとても面倒…。
運賃も現金の方が少し高いので、現金を使っている人を滅多に見ることはありません。
そんなアイルランドで必需品のリープカードの作り方につてい、次の章で詳しく解説していきます。
リープカードの作り方
リープカードは、大人用リープカードと学生リープカード(Student Leap Card)、ヤングアダルトの2種類があります。(厳密にはもう数種類あります。)
この3つの違いは、ざっくり言うと以下の通り。大人用は、現金と比べると最大30%割引になります。
年齢 | 運賃 | 有効期限 | 発行条件 | |
---|---|---|---|---|
大人用 | 18歳以上 | ダブリン:€2 他の地域:€1.35 | なし | なし |
学生用 | 16〜18歳または24歳以上 | ダブリン:€1 他の地域:€0.65 | 毎年9月30日まで | 少なくとも6ヶ月間コースに登録する |
ヤングアダルト | 19〜23歳 | ダブリン:€1 他の地域:€0.65 | データ収集中 | 年齢を証明する書類の写真をアップロード |
※他の地域:コーク、ゴールウェイ、リムリック、ウォーターフォード
大きな違いは年齢と運賃。学生ビザでもワーホリでもヤングアダルトの対象年齢なら、ヤングアダルトリープカードが発行できます。
また、ダブリンは90分間はいくらバス(TFIローカルリンクサービス)を利用しても、一律料金で大人用なら€2で利用し続けられます。(TFI 90 Minute Fare)
次の章では以下の順に、リープカードの発行方法を紹介します。
それでは順番に見ていきましょう。
通常版「大人用リープカード」の作り方
大人用リープカードの作り方はとても簡単で、コンビニなどリープカードを提供しているお店に行って「新規リープカード€5トップアップ(チャージ)でください」と言うだけです!
その場で今すぐに使えるリープカードを発行してくれます。
トップアップの金額はいくらでも良いけど、学生用に切り替える予定があれば少ない方が良いよ。
アイルランドの主なコンビニは以下の通り。
- Spar
- Centra
- Daybreak
グーグルマップでコンビニエンスストアと検索してヒットする場所はだいたい購入可能なので、店員さんにリープカードが欲しいことを伝えてサクッと購入しましょう!
「学生リープカード(Student leap card)」の作り方
学生版のリープカードを作成するには、まずオンラインで申請する必要があります。その手順6ステップで、画像付きで順番に紹介します。
(1)まずは「TIF Leap card」の公式サイトからカード作成画面へ移動して、Card typeを「Student」を選択して次に進みます。
(Student Leap Cards must be ordered online.という下の方の箇所から作成画面に移動できます。)
(2)生年月日を入力して、内容をチェックしたら次に進みます。
(3)学生リープカードに搭載される顔写真を選択または撮影して、Confirm Photo→次へ。
(4)必要事項を入力する画面になるので、あなたのアイルランドの情報を入力しましょう。全て入力したら次へ進みます。
(5)デポジット€5は最初から設定されているので、あなたが学生リープカードにチャージしたい金額を入力して次へ。
(6)学生リープカードを発行するために、クレジット情報を入力します。
これで完了です!!
あとは14日以内に最寄りの「Student Leap Card代理店」で学生IDと年齢を証明する有効なIDを提示して、学生リープカードを受け取ることができます。
学生リープカードの有効期限はビザの期限に限らずその年の9月30日まで。それ以降は上記と同じような流れで更新の手続きを行います。
人によっては3ヶ月語学学校に通うだけでリープカードを入手した人もいます…!
ワーホリで1ヶ月半語学学校に通っていましたが短期間のため学校側がレターを発行してくれず、学生リープカードは作れませんでした。
ヤングアダルトリープカードの作り方
基本的には学生リープカードと同じなので、上記の流れを参考にしてください。
学生リープカードと違う点は、年齢を証明するためにパスポートまたは運転免許証の写真をアップロードする必要があること、受け取り方法が郵送であることです。
通常5営業日以内に郵送されるそうなので、なるべく早めに申請しておきましょう。
番外編:ビジター用「Leap Visitor Card」の作り方
ダブリン空港でも購入ができる、トラベル用の「Leap Visitor Card」は、次の3種類から選べます。
- 1 day (24 hours) – €8.00
- 3 days (72 hours) – €16.00
- 7 days (168 hours) – €32.00
基本的にリープカードは長期で使うと思う&アイルランド到着後はすぐにシティセンターに行って通常のリープカードを購入すると思うので、ビジター用は高く感じます。。
1回の運賃も大人用リープカードで€1.35のため、ビジター用はアイルランドに長期滞在する人には割高になるかもしれないのであまりおすすめしません。
リープカードの紛失や期限切れしたときの返金対応
リープカードの紛失、学生リープカードを取得するまで大人用を発行、または学生用の更新でカードが2枚になり以前のリープカードが不要になるケースがあります。そういった場合は、自ら以前のリープカードに入った金額を戻す手続きをしなくてはいけません。
その手続き方法はどのケースでも同じなので、画像付きで順番に紹介します。
(1)まずファーストステップとして、リープカードの「マイアカウント」を作成、自分の持っているカードを登録する必要があります。
これをせずにリープカードを紛失してしまうとどうしようもなくなるので、手に入れたらなるべく早めに登録しておきましょう。
(2)左項目の「Refund my TFI Leap Card」を選択。
次に、リープカードが「紛失・盗難」、「故障」、「不要になった」のいずれかを状況に合わせて選択します。
最後にI want to...のところでカードを交換したいのか、それとも返金してほしいのかを選択しましょう。
(3)確認のポップが出てくるので、「YES」を選択して次へ。
(4)名前と、返金先の銀行口座を指定してYESをタップします。
これで返金対応は完了です! この手続きをすると紛失または現在手元にあるリープカードは使えなくなります。
対応までに21日ほど対応に時間がかかることもあるみたいですが、気長に待ちましょう。
まとめ
リープカードの作り方や種類、不要なカードの返金方法まで網羅的に解説してきました。
リープカードはアイルランドの交通機関を利用するのに必須なので、必ず入手しましょう。大人用ならコンビニで、学生用なら「TIF Leap card」WEBサイトから簡単に手に入れることができます。
公共交通機関の乗り方については、別記事にてまたご紹介します。
そのほか、アイルランド生活に欠かせないIRPカード、PPSナンバーの発行方法については以下の記事で紹介しているので参考にしてくださいね。
-
アイルランドの外国人登録(GNIB/IRP)の予約のとり方と必要書類
アイルランドの外国人登録(GNIB/IRP)を3ヶ月以内にしないと、不法滞在になってしまう重要な手続き。本記事では、そんな外国人登録の予約方法や必要な書類、当日の流れまで解説します。アイルランドワーホリ&留学生活を送れるように準備していきましょう!
続きを見る
-
PPSナンバー発行2ステップ|アイルランドEmergency taxの払い戻し方まで
アイルランドでバイトをするなら、お給料の約半分(40%)も税金で持っていかれないためにも「PPSナンバー」の発行が不可欠です。そこで本記事では、PPSナンバー発行手順を2ステップでご紹介。税金の払い戻しするために、しっかりと手続きをしましょう◎
続きを見る
\無料でアイルランド留学をサポート!/ アイルランド現地の語学学校で働いている私が、あなたの留学を無料でサポートします! 詳しくは以下の記事から★
>>アイルランド留学を無料サポート! 語学学校「Erin college(Dublin&Cork)」紹介