アイルランドのシェアハウスを選ぶ際の注意点とかあるのかな…?
前回「【重要】アイルランドの家・部屋探しのコツと注意点3選|メール文も紹介」の記事でお話しした通りアイルランドのシェアハウス探しは大変ですが、だからといって適当に部屋を選ぶとまた引っ越すハメになります…。
実際に私はシェアハウス探しが大変すぎてちょっと「う〜ん…」と思うポイントがあっても見逃して住んだ結果、見事にランドロード(landlord/家主)と合わず、急に「2週間以内にこの家を出て行け」と言われて大変な目に遭いました。
本当に最悪だったその経験は別記事とYouTubeで語ります笑。
そこで、アイルランドでホームステイも含めて三つの家に引っ越した筆者が、シェアハウス・ルームシェアの特徴や選び方、費用まで解説します。
この記事を読めば、アイルランドでのシェアハウス選びで失敗することを防ぐことができるので、最後までチェックしてくださいね!
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アイルランドのシェアハウス・ルームシェアの費用や特徴
まず大前提として、アイルランドは住みたい人の数に対して圧倒的に部屋が足りない! だからこそアイルランドでは家主が人を何百人の中から選ぶ立場であり、内覧に行けてもなかなかお家の契約までに至りません。
そんな在宅危機なアイルランドですが、妥協さえすればほとんどの人が家を見つけられている状況。
では実際に、アイルランドのシェアハウスの基本的な特徴や家賃はどうなのかということを以下の順に解説します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
シェアハウスの特徴と費用
シェアハウスは、一つの家やマンションの一室を複数人でシェアする家のことです。
シェアハウスには二つの部屋タイプがあり、バス・トイレがシェアの普通の部屋と、「En-suite(エンスイート)」といって一つの部屋にバス・トイレが備わっているホテルのような部屋があります。
En-suiteを探しても物件が少ない&高いため、「バスとトイレがシェアとか無理!」と言う人には正直アイルランド留学をおすすめできません。。
シェアハウスの競争率が高すぎるので選んでいる場合でもない。。
費用は以下の通りで、やっぱりEn-suiteは少し高めの傾向。
最低費用 | 一般的な費用 | |
---|---|---|
通常のシェアハウス | 月€300〜 | €450〜€800 |
En-suite | 月€500〜 | €600〜€1000 |
探せば月€300ほどといった安いシェアハウスを見つけることもできますが、基本的には€500〜になることがほとんどです。
€500でも安いと思うくらいに、アイルランドのシェアハウスの費用は年々上昇気味なのだとか…。
ルームシェアの特徴と費用
ルームシェアは、シェアハウスと同じ特徴で部屋までもシェアするタイプ。ほとんどが、一つの部屋に二つのベッドが備わった二人部屋です。
ルームシェアは特にダブリンに多く、私の住んでいるコークではほとんど見かけません。
部屋需要の高いダブリンに住む人は、ルームシェアも視野にいれておくと部屋が見つけやすいかも!
費用は月€200〜と一人部屋のシェアハウスよりも安く住むことができる場合がほとんどですが、在宅危機のためルームシェアですら一人部屋と変わらない金額の部屋も多いのが現状…。
シェアハウスもルームシェアも、どちらも「とにかく高い」ので、低価格の部屋を選ぶのは難しいです。。
アイルランドでシェアハウスの選び方チェックリスト9項目
実際にはどんな部屋に住めば良いのか? トラブルなどに巻き込まれないために、事前に知っておくべき気をつけるべき9項目は以下の通りです。
- 費用が高すぎず光熱費込かどうか
- デポジットの払い戻しルールはどうなのか
- 最低滞在期間はあるか(引っ越しやすいか)
- 洗濯機やキッチンを使用できる頻度はどれくらいか
- お湯は常に出るか/シャワーの水圧はどうか
- ランドロードは同居か別居か
- ハウスルールが自分の生活に合うか
- シェアメイトの人数や性別と雰囲気
- バス停が近い・または語学学校やバイト先まで徒歩圏内か
順番に解説していきます。
1. 費用が高すぎず光熱費込かどうか
家賃が一般的に高いと言われるのは€700〜くらいからですが、高い家賃を払い続けるのはしんどいし、「家賃を払うために留学に来ているのか…?」という謎の感覚に陥る危険性があるので要注意。
私の友達は「アイルランド家高すぎるから帰る」と言って二人も帰国しました泣。
東京で1Rに住める€700の金額がシェアハウスの価格だなんて…。
また、光熱費が込みかどうかは必ずチェックしましょう。€500のシェアハウスで安いと思っても、光熱費が別で合わせると€650以上が実際の価格になることは普通にあります。
アイルランドのシェアハウス探しは、あまりに見つけるのが難しいため€700/月の家賃は妥協すべきポイント。
ホームステイを出る期間が迫っている場合などは、高い家賃のシェアハウスでもとりあえず確保して、次の部屋をまた探しましょう。
2. デポジットの払い戻しルールはどうなのか
デポジットの払い戻しルールは家主によって異なります。基本的には家の物を何も破損させたりしなければ、デポジットは退去時に全額返金されます。
特殊な例としては、最低契約が6ヶ月のお家なのに5ヶ月で引っ越したらデポジットが返ってこないだとか、ちょっと違うルールがあるお家もあるので必ず住む前にチェックしましょう。
ミニマム滞在期間内だけど引っ越していいか許可を取りたくて相談したら、「詐欺師!」と言われて翌月分の家賃を奪われた経験があります苦笑。
残念ながら住んでいる間に条件を変更する家主も結構います。。
3. 最低滞在期間はあるか(引っ越しやすいか)
最低滞在期間は無いシェアハウスもありますが、長いところで1年なんてシェアハウスもあります。
ミニマム期間が半年以上など長いシェアハウスは、なにかトラブルがあった際に簡単に引っ越すことができないためおすすめしません。
個人的には滞在期間を設けていない、または長くても3ヶ月くらいのシェアハウスがおすすめです。
4. 洗濯機やキッチンを使用できる頻度はどれくらいか
シェアハウスによっては、週に1回しか洗濯できない、3回しかキッチンが使えないといったかなり条件の厳しいところも…。
洗濯が気軽にできないのは不衛生だし、キッチンが使えず外食が増えるとかなり食費が嵩むので、なるべく使用回数を設けていないシェアハウスを選びましょう。
引っ越してから急に「キッチンの利用は週3な!」「作り置きで十分でしょ」と言われたのが普通にショックでした笑。
5. お湯は常に出るか/シャワーの水圧はどうか
アイルランドのお家は、電気式とタンク式の二つのタイプでお湯を出します。
電気式ならいつでもお湯を利用することができますが、タンク式の場合は一度沸かして溜めたお湯を利用するため、使い切ってしまったら次のお湯が溜まるまで待たなくてはいけません。。
例えば先に3人お風呂に入られていたら、自分のターンでは水風呂…なんていうこともあります。
私は実際に上記の経験して、シフト的に一番最後に帰宅するためタンク式は無理ってなりました笑。
シャワーの水圧は、悪い家は本当にシャワーだけで30分かかるのでは…というくらいに最悪です。必ずチェックしましょう。
6. ランドロード(家主)は同居か別居か
ランドロードに関しては本当に当たり外れが大きいため、それなら最初からランドロードと同居でない家を選んだほうが良いというのが個人的な結論。
ランドロードと住むということは、以下のようなリスクがあります。
- 自分の行動で気に食わないことがあるとハウスルール化してくる
- 1日中家にいるランドロードもいるため一人になれることが少ない
- ランドロードの家だからこそ気軽にキッチン等を使いづらい
- 細かいことをチクチクと言ってくる
- 気に食わないと急に家を追い出される
特にシェアハウスを追い出される話は割と聞くので、これが最もランドロードと住むことをおすすめできない理由です。
また、男のランドロードであなたが女性の場合は以下のようなリスクも…。
- ランドロードが馴れ馴れしい・触ってくる
- 洗濯物を勝手に取り込む
- 部屋に勝手に入る(何してんすか)
これは私が住んでいたシェアハウスの実際にあった話で、他にもいろいろありますが……とにかく個人的には「ランドロード同居の方が良いな」なんて思う瞬間はありませんでした。(学校の授業で先生不在の自習のときに、クラスが平和になる感じと似ています笑)
今はランドロード不在のシェアハウスなので、みんなのびのび暮らしています笑。
7. ハウスルールが自分の生活に合うか
ハウスルールで特に確認したい点が、「お風呂に入れる時間」です。前の家は夜10時〜朝8時までシャワーを浴びるのがNGでした。私のバイトのシフトの関係で遅いときは夜10時30分の帰宅、翌日朝番で5時起きだったため、「シャワー浴びれない大問題」が発生…。
そうならないために使用時間を引越し前に聞いたら、「深夜以外なら◎☆」くらいの緩いノリが、実際に10時30分にシャワーを浴びられるが嫌になったらしくハウスルール作られました笑。(バイトが理由なのは知ってる家主)
ランドロードが嫌となれば全てルール化されるからやっぱり同居きついです笑。
事前にしーーーーっかりとハウスルールはチェックして、自分の生活に合うかも確認しましょう。
8. シェアメイトの人数や性別と雰囲気
シェアする人数が多いと、トイレやシャワーの時間が重なって待ち待たれの状況ができたりするので大変。少なければ少ないほうが快適に暮らせます。
また、シェアメイトの雰囲気も入居前にできる限りチェックできると安心です。馴れ馴れしくて嫌だと思う異性がいたら居心地が悪いし、学生ばかりのシェアハウスだと夜がパーティー状態になったりなど…。
私はタッチばかりしてくるシェアメイトがいたので断りましたが、一週間後にタッチ復活…面倒。。
9. バス停が近い・または語学学校やバイト先まで徒歩圏内か
アイルランドのシェアハウスは、バス停から20〜30分歩くなんて立地の家も結構あります。チャリ通は可能ですが、アイルランドは雨が多いため個人的にはバス停が近かったり、語学学校等から徒歩圏の家を選んだほうが良いと思います。
一番おすすめなのはシティセンター徒歩圏内! アイルランドはバスが時間通りに来なかったり、そもそも本数が少ないということもあるので、シティセンター付近に住むととても生活が楽になります。
バスは往復で€2.5〜€3くらいと頻繁に利用するとなると出費も嵩むので、徒歩圏内は最強です。
意外と重要じゃないと感じた3つの項目
個人的にこれはそんなに重要じゃないかな? と思ったポイントは以下の通りです。
- Wi-Fiの有無
- 部屋に鍵がついているか
- 部屋が古い寒い
Wi-FiがなくてもアイルランドのSIMは容量無制限で€15〜20と格安なので、Wi-Fiがなくてもスマホは十分に利用できます。またパソコン利用の場合も、ホットスポット(テザリング)を利用すればこちらもWi-Fiは必要ななくなります。
部屋の鍵は重要ですが、住む期間が長く慣れてきたり、フラットメイトが信用できるなと思えば使わなくなったりするのでそこまで重要ではないかなと思ったり…笑。これはハウスの環境によりけりですね。
貴重品は念の為スーツケースにいれておいて、部屋の鍵は閉めてないです!
部屋が古い、寒いのはもう仕方ないです笑。ヒーターが設置されているのだけは確認しおけばOK!
アイルランドのシェアハウス探しの流れ
アイルランドの部屋探しは、次の7ステップです。
- daft.ieやフェイスブックグループで部屋探し
- メッセージを送る
- 返信が来たらビューイングのアポイントを取る
- 内覧して上記の項目などをチェック
- 相手から住まない?とオファーをもらえたら一安心!
- 早急にデポジットを支払い鍵と交換する
- 実際に住み始めたら家賃を支払う
ざっくり言うとこんな感じで、まずはメッセージを送りまくるところからスタート。ただ、30件送って1件返信くるレベルなので、めげずに送り続けましょう!
住むことになっても、部屋の鍵を受け取れるまではその部屋を確保できたことにはなりません。必ずデポジットとと引き換えに鍵を受け取ってください。
鍵の紛失が気になるのか、デポジット渡しても住むまでは鍵渡さない謎ランドロードもいます…。
シェアハウスを探すサイトなどについては、「【重要】アイルランドの家・部屋探しのコツと注意点3選|メール文も紹介」を参考にしてください。
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【重要】アイルランドの家・部屋探しのコツと注意点3選|メール文も紹介
アイルランドで超難関の家(部屋)探しのコツと注意点を伝授! 家探しを初めて2日目にビューイング(内覧)に行き、2週間で8件もビューイングに行った自身の体験談をもとにご紹介します。超重要なことなので、必ず見ておくのを推奨!
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参考:アイルランドで内覧に行ったシェアハウスの費用や特徴
最後に、私がどのような家の内覧に行き、どういったポイントで決めたかをお話します!
ホームステイ中には、以下のような家の内覧に行くことができました。(★=ビューイング1番乗り)
- ★光熱費込みで€720/月、チャイニーズ家族のお家:始発のバス停まで徒歩3分の好立地。ただ、部屋が狭い&家全体が古い&散らかっているのに€720は高い…。中国語が家で飛び交うのも英語環境に置きたい身としてはどうかな? と見送り
- 光熱費込みで€720/月、En-suiteの2人のアイリッシュが住むシェアハウス:超きれいで最強だったけどミニマム滞在1年という、留学生に提供する割にはハードな条件で私も無理だった上にあっちからも仕事してなくて拒否された笑
- 光熱費込みで€650/月、立地最強のお家:初の合同ビューイング@3人。不動産の仲介だったため、彼女も家のことをよく知らず、私達自身のことも気にならないため、何を基準に入居者を決めているのか不明。3分でビューイング終了。なんか、ここは立地意外良くないわと思ってさよなら
- 光熱費込みで€750/月のお家:シティセンターから徒歩40分くらいなのは良かったけど、最寄りのバス停も徒歩20分というワーホリ勢にはキツイ立地で見送り。せめてバス停は近くないとね(汗)
- ★光熱費込みで€500/月、En-suiteのお家:森の中レベルで田舎で、住所がコークシティじゃない。メリットとデメリットを比較してメリットが勝ったのでここに決定!!
- 光熱費込みで€640/月、En-suiteのお家:超合同ビューイングで、15人以上来てた。この時点で圧倒されたし、部屋も激狭できたなくて選ばなかったけど、それ以前に選ばれなかったと思う
- 光熱費込みで€600/月、ショッピングセンターが隣のお家:立地は最強だけど、とにかく家が汚くて、月€100でも住みたくなかった笑。ここも4人の合同ビューイング、男性ランドロードはアジアの人でめっちゃ良き人だった
- ★光熱費込みで€800/月、シティセンターにあるEn-suiteのお家:立地が1番最強、同居人も超優しいお姉さんで文句なしだったけど、冷静に€800は高すぎた。。そして、住む場所はある程度田舎が良いと思い見送り
うち3件は最初の内覧者として招待され、選ばれし者を体験笑。1番最初にお呼ばれされるパターンは基本的にちゃんとランドロードが選んで呼んでくれていることが多いので、その場で即決すれば相性が悪くない限り家をゲットできる場合がほとんど!
そういったチート条件で呼ばれるためにも、メッセージは履歴書のようにしっかりと作り込むようにするのをおすすめします。
結局5番のシェアハウスを選び「部屋だけ」は最高でしたが、ランドロードが最悪だったので結局引っ越すことになり、次は以下のような家の内覧へ。
- ★光熱費込みで€650/月、アイリッシュ夫婦の家庭。シティまで徒歩20分で好立地と思いきや、20分きつい坂を登るため実質30分。洗濯機は外というのと坂がきつすぎて見送り
- ★光熱費別で€800/月、オートロックでシティのど真ん中、En-suiteでシェア人数はたったの一人! ただ家賃が高すぎて見送り。もし住んだらフランス人の男性と二人暮らしとかカップルみたいだよね笑。
- 光熱費別で€300/月、シティから徒歩15分と好立地。シェア人数は3人と多いし家はだいぶ古いけど、何より安いのと好条件なことからここに決定!
家を2週間以内に出ていけと言われて大変でしたが、なんとか最後に内覧に行った家に決まってホッとしました。安いと部屋が古いとか、結構妥協できます。
最悪のランドロード体験談は、また別の記事でお話します長くなるので…笑。
まとめ
アイルランドのシェアハウス・ルームシェアの費用や特徴、選び方を解説してきました。
アイルランドにはシェアハウスとルームシェアがありますが、基本的なことは同じで一つの部屋をシェアする場合はルームシェアになります。
費用はどちらも高く、シェアハウスの最近の家賃は月€500以上が一般的。良い条件の部屋に出会うためにはなるべく多くの家を内覧して、「これは妥協できるな」というポイントを見つけておくのも大切です。
ランドロードと同居か別居かは、必ずチェックしてくださいね!
この記事をよんで、あなたが少しでもアイルランドで良いシェアハウスに住めることを願っています!
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